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2012年8月16日 (木)

名古屋だがね

うちは、母は福井、父は広島出身、現在父の実家は八王子にあり、と言う流れ者一家で、私自身は愛知県出身なのに、名古屋弁に代表される、尾張弁にはあまり精通していません。

そんな一家に育った、私と弟。
先日実家で、久しぶりに会った時に、名古屋でしか通用しない、標準語でない擬音語(擬態語)の話しをしました。
名古屋では、やかんのお湯が沸いている等、沸騰している状態の事を、「ちんちんに沸いとるがね。」といいます。
おじいさんでもおばあさんでも、若者でもいいます。
あまり、沸騰している状態の事を人にいうことがないので、今の今まで知りませんでしたが、東京の人はそう言わないそうですね。
知りませんでした。
また、洋服がサイズが細めで窮屈であることを「どえりゃあ(Very)ぴっちぴちだで、いかんわ~(とても窮屈だからダメだわと言う意味)」といいます。
ぴっちぴちを若くてキュートな女性に使う事はあっても、どうやら、窮屈な洋服に使うことはないようですね、世間一般では。
ちなみに、夫の実家がある、静岡の富士山のふもとあたりでは、洋服が小さい事を「ちゅうちゅうしてる」といいます。
これはこれで、ちょっとかわいいですね。
ちんちんに沸くだの、ぴっちぴちなどは、完全に標準語だと思っていました。
よく知られた方言のほかにある、こういう細かい日常語の中の表現の違いは、あまり知られていないし、普段「あれ?」と思っても「オリジナルかな」と思われて、流されて行くのかもしれません。
故郷を離れて、もうかれこれ25年位になるので、今更驚くことなどないだろうと思っていたので、新鮮な気持ちがしました。

もう一つ夫の実家でよく聞く、いまだに耳になじまない表現に、病気が悪くなった時に「きれいに悪くなっちゃって」とか、病気で顔がむくんだと言う時に「きれいにむくんじゃって」と言う、その「きれいに」。
どうやら、「すっかり」ということのようなのですが、いい時にはあまり使わないように見受けられます。
悪い報告をする時に、少しでもやわらげるために、いい感じのする言葉を並べて中和するような気持ちがくっつけた言葉なのでしょうか。
太ったと言うのを「がんこになった」というのも面白いです。
夫の事を例に挙げてみると「久しぶりに会ったら、きれいに太っちゃって。どこそこ頑固になったから、お腹の所なんかちゅうちゅうしちゃって(洋服が)」……といったところでしょうか。

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